鼻部全体複合移植術

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複合自家組織隆鼻延長術
~ハイブリット法~

 

鼻の技術に、革命的な安心と安全を

 

<クレオパトラの鼻>
17世紀に活躍したフランスの思想家・物理学者パスカルが、このような言葉を残しています。
「クレオパトラの鼻がもう少し低かったら、歴史が変わっていただろう。」色々な意味を含む表現です。
人は鼻ひとつで、人生や運命を変える事が出来る。
そのような意味としても捉えられます。
人は視覚的な生き物で、必ず相手の顔を見て、そこからあらゆる感情や印象を受けるものです。顔の中心に位置する鼻の存在感は、とても大きな要素となり得ます。ある意味では、その鼻が、運命の舵取りを行っていると考える事も出来るのです。

 

<シリコンプロテーゼのデメリット>

鼻から運命を変えたいという想いを持った方の多くが、従来の美容整形外科で受けて来た手術、それが「鼻中隔延長術」や「隆鼻術」となります。
前者は短鼻タイプに対して極めて有効だという結果が示されています。
後者は主に低鼻(鞍鼻)タイプに適用される手術です。
その「隆鼻術」で使用されるのが、「人工軟骨」、通称「シリコンプロテーゼ」です。
 
皆様がインターネットなどで検索をして頂きましたら、この「シリコンプロテーゼ」に関する多くの情報を得られると思います。
一般人から有名人問わず、たくさんの方がご利用されている有名な化学製品です。
しかし、あくまでもこちらは「人工」の軟骨。
手術直後は確かに立体的な整った効果が得られますが、あくまでも「人間の体にとっては異物」なので、数年ないし数十年後と、長期的な観点で見通しますと、どうしても異物反応が生じてしまうのです。
 
特に多いのが、被膜拘縮と呼ばれる副作用。
これはシリコンプロテーゼの周りに被膜(衣のような線維組織)が出来てしまい、これが石灰化を伴い、「縮み上がり短鼻」と呼ばれる症状を起こしてしまうのです。
そうして皮膚が硬くなってしまいますと、仮にシリコンプロテーゼを抜去したとしても、元の軟らかい皮膚に戻す事は出来ません。
それでも何とか元に戻したいと考えた場合は、自家組織による大規模な再手術も検討しなければならないのです。
 
この重大なリスクを美容外科全体が理解しているはずですから、その副作用の回避手段として、シリコンプロテーゼをL型からI型に変え、鼻尖部に軟骨移植や鼻中隔延長術を併用する手術が流行しています。
確かに、その方法であれば一定のリスク回避の効果が得られるかもしれません。
しかし、あくまでシリコンプロテーゼを使っているという事実に変わりはなく、長期的な観点で絶対に安心が得られるという事にはなりません。
 
綺麗になりたい、格好よくなりたい、運命を良くしたいと思ってせっかく行った手術が、こうして副作用によって惑わされてしまうのは非常に胸の痛む話です。
 

<シリコンプロテーゼを使わない鼻の手術>

こうした重大な副作用を回避する為の美容外科手術、それが「自分の体の一部を活用する」というタイプの「自家組織移植」です。
自分の体の一部というのは、肋軟骨、耳軟骨、鼻中隔軟骨、腸骨、頭蓋骨、肋骨、筋膜、真皮といったものです。
こちらは美容外科分野だけではなく、その他の医療行為の中でもとても多く活用されている技術となります。
 
自分の体の一部ですから、拒否反応や異物反応のリスクを回避できる。
これが、「自家組織移植」で最大の特徴です。
自家組織移植の一般的な副作用としては「変形と吸収」が指摘されていますが、当院ではその副作用を回避する為、安定性の高い「軟骨」と「筋膜」の使用をご提案しています。
また、「自家組織移植」は精錬された技巧が必要となります。
曲がり変形を抑止する為に、肋軟骨の切り出し方に工夫を施しております。
 
また、肋軟骨は軽度から高度な低鼻にも治療が出来るという点にも特徴があります。
シリコンプロテーゼでは不可能となる高さにも調整が可能です。
肋軟骨移植では、手術により気胸の合併症を起こすおそれが指摘されていますが、当院の医師には胸部外科医としての漏斗胸手術経験が豊富にある為、万が一の気胸発生にも速やかで適切な対処が可能です。
 
軽度の低鼻の場合は、真皮移植の適用が推奨されます。
耳軟骨は元々曲がった構造を持つものです。
仮に、これを手術中にまっすぐに矯正しても、手術後に徐々に本来の形に後戻りしてしまい、結果として「曲がり変形」をおこす事があります。
切り出し方法、細片軟骨化の方法を駆使して、曲がり変形の回避を行います
鼻尖には、耳軟骨の移植が推奨されます。
 

<理想的な鼻の手術へ>

当院では、更に高度な「複合自家組織隆鼻延長術」という方法を用いる事が可能です。
鼻背部に複合自家組織隆鼻術、鼻尖部には鼻中隔軟骨による鼻中隔延長術、耳軟骨による鼻尖挙上術を行う、眉間には筋膜移植を併用するといった具合に、それぞれの部位に最適化された技術を当てはめる事が出来るのです。
当院の強みは、こうした高度な美容外科技術を「標準術式」と位置付けている点にあります。
これらの術式は、まさに理想的な鼻の手術あると、私たちは考えております。術であり、総合的鼻形成術と考えております。
 
なお、場合によっては鼻の手術を「各パーツ」で進めたいとご希望される方もいらっしゃいますが、鼻はお顔全体のバランス調整を鑑みて行う必要がありますので、「鼻全体」での治療が最適であると、当院は考えております。
長期的に見てそちらの方法の方が高い満足を得られますし、コスト面での利点も大きいのです。
 
すでにシリコンプロテーゼが入っており、その出来栄えに不満をお持ちの方、シリコンプロテーゼのような異物を使うことを心配されている方などに、ぜひとも当院の手術法をご検討頂ければと存じます。



モニター様ご紹介

複合自家組織隆鼻延長術

他院で、シリコンプロテーゼ手術を受けられました。今回当院で、シリコンプロテーゼを除去し、肋軟骨と筋膜包み細片軟骨移植術による複合自家組織隆鼻術隆+鼻中隔延長術(複合自家組織隆鼻延長術ともいいます)を受けられました。

ビフォー正面

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複合自家組織移植術による隆鼻延長術の副作用

移植物の吸収、曲がり、凹凸変形が起こりえます。

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